イシューの定義
2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
根本にかかわる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
私はこのイシューについてマッキンゼー出身の安宅さんの書籍『イシューからはじめよ』で初めて知りました。また、ボスコンの仮説思考や論点思考では「論点」とも表現されています。
何に答えを出す必要があるのか?
何に答えを出す必要があるのか?それが「考える”べき”こと」であり、「考え”たい”こと」や「考え”やすい”こと」ではありません。
研究開発では、目的を押さえたうえで、最終的に成果として出すべき課題(問題)をイシューとして特定しておく
経営のコンサル業界で使われている用語のように思われるかもしれませんが、私は研究開発においても「本質的な課題(問題)」を表現する言葉だと考えてます。実際、研究開発の場でもその考え方は的を射ておりビジネスに即した研究開発に非常に役立っています。
このイシューという考え方は、特に研究開発のスピード・労力を劇的に変えてくれるものです。ぜひとも初めて研究開発に従事する方は、参考にしていただければと思います。
ビジネスで研究開発に従事される方でなくとも、例えば大学で研究室に入る方でも大変役に立つと思います。どこかの教授は新研究員に『イシューから始めよ』を渡してまず読むように勧めていると聞いたことがあります。それだけ初めて研究開発に従事する方には大事な考え方で有用な考え方なのだと思います。