取り組んでいるテーマ・対象についてイシューを考えるための情報収集をザックリと行います。ザックリというのがポイントで決して網羅的に情報を集めないこと。説明していきます。
イシュー特定のリサーチの3つのコツ
- 一次情報(現場情報)に触れる
- 基本情報をおさえる
- 集めすぎない、知りすぎない(網羅はいらない)
1.一次情報(現場情報)に触れる
現場で何が起きているのかを見て、自分の肌で感じない限り理解できないことは多い。研究開発の場合、そのテーマを研究している人、その手法を開発した人の研究室に行き現場を見る。
2.基本情報をおさえる
一次情報から得た感覚を持ちつつ、世の中の常識、基本的なことをある程度の固まりでダブりも漏れもなく素早く調べる。自分の思いだけで”決め打ち”をしないようにする。
数字
「この数字を知らずして議論しても仕方ない」ということを大局的におさえる
問題意識
「これを知らないとその分野の人と会話が成り立たない」ということを一通りおさえる
イシュー特定の3つのリサーチ方法
- 学術調査
- 特許調査
- 独自技術調査
1.学術調査
既存の知識を知ることは、あらゆる学術研究の前提です。ニュートンはこのことを「巨人の肩に乗る」と表現しています。
具体的なリサーチ手法とリサーチ方法については別記事で紹介します。
2.特許調査
既存の特許調査は、研究開発の時間を短縮し方向性を定めるのに役立ちます。TRIZの発明原理の生みの親「ある分野で新たに解決された問題の9割は、実はほかの分野ですで既に解決されている問題である」とも言っています。独自の研究開発を進めるにも先行他社の特許技術を承諾を得て利用する方法もあるし、抵触しないような方法も考えられます。
具体的な特許調査の方法については別記事で紹介します。
3.独自技術調査
どこの企業にも、どこの研究室にも独自技術ってあると思います。孫子に「彼を知り、己を知れば百戦殆うからず」まずは自社の独自技術をリサーチして、それに対応するライバルの技術をリサーチしたり、独自技術の幅を広げる・さらに深めるなど方針を考えるにも役立ちます。
イシュー特定のリサーチで役に立つフレームワーク
- SWOT分析
- ファイブフォース分析
- PEST分析
- 独自のフレームワーク